1月20日、安倍首相の施政方針演説が行われた。野党は「桜を見る会」やカジノ疑惑に触れなかったと批判している。だが、それよりももっと重大なテーマが抜け落ちている。言うまでもなく、「皇位の安定継承」だ。今年の最大の政治課題はこれ以外にあり得ない。なのにそれに一言半句、言及しなかった。この不見識こそ、最も批判に値する。それを取り上げたのは産経新聞(1月21日付)の社説だけだろうか。「国の基本に関わる皇位の安定継承策への言及はなく…極めて残念だ」と。これは率直に評価できる。勿論、産経が相変わらず、側室不在・非嫡出の継承否認という前例の無い条件下でも、男系限定を維持しながら、幅広い国民の支持を得つつ、皇室の“聖域性”にも傷を付けない「具体的な安定策」を見つけられると、高を括っているらしいのは首をかしげるが。【高森明勅公式サイト】
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